70's

■「STORM LURES」の年代別カタログ、まずは初期の1970年代です。

内容を全て公開することはできませんので、各年代別にメインとなる所を切り取ってご紹介したいと思います。

ストーム社が設立されたのは1964年ですが、商品と言えるルアーはまだ設立のきっかけとなった「GLOP」のみでした。

翌年誕生したブランド「Thin fin」からシルバーシャッドのスタンダードサイズが発表され、1968年にA、Bシリーズ(中、大サイズ)が追加されます。

シルバーシャッドはストーム社最初のヒットルアーで、当時の設備では需要に追い付かず家族総出で出荷作業をしていたようです。

71年には同ブランドからシルバーシャッドのシンカーモデルと永遠の名ルアー・ホッテントットがデビューします。シャイナー、バスホッグ、チャグバグもこの辺ですね。70年代初期のみ存在した別部門「Aquasports」のDoodle Bugは残念ながら別部門ですのでカタログ未掲載になります。

1975年には遂にストームの代表ともいえるルアー「wiggle wart」が誕生します。80年代に入るまでに弟分のウィーワートやマック兄弟、ファッツオー、ウィズバンが仲間入りしストーム社のルアーも充実していきます。

自分が所有している物はおそらくですが「thin fin」の1971年と72年、73年頃の物だと思います。 中身を見てみますと作りが非常に丁寧なのが分かります。今ほど画像加工技術もない時代にルアーの細部まできれいに切り抜き加工されています。

70年初期のカラーは今で言うスケールカラーのみになり、カラー名は「スケール」が付かず色名のみとなります。

ホッテントットがデビューした71年には基本カラーのスケールカラーと初期ラインナップのフロッグやその後のカラーラインナップの基礎となる、ソリッドやドット、ヘリングボーンが追加されます。

メタリックカラーもシルバーシャッドとシャイナーに追加されますが、単に「メタリック」と付くのではなく「Super series」として販売されたようです。

ネームも変更され、シルバーシャッドは「シルバーシャッドスーパー」にシャイナーは「スーパーシャイナーミノー」として販売されたようです。

その後スーパーシリーズにホッテントットも追加され、「ホッテントットスーパー」と名前を変え販売されます。

カラーナンバーもノーマル系は1番からメタリック系は100番からと設定されていることから、もしかしたら今後のカラーラインナップの事も考えられていたのかもしれません。最終的には100や200では全然足りてないんですけどね。

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